2026/10/02 20:50

■ 更年期になると、なぜ変化が起こる?

大きな要因のひとつが、女性ホルモン(エストロゲン)の減少です。

更年期前後から女性ホルモンが減少していくと、お顔や身体だけでなく、外陰部や膣、尿道などにも変化が起こります。

たとえば、

・乾燥、ひりつき
・かゆみ、痛み
・においやおりものの変化
・頻尿、尿もれなどの排尿トラブル
・性交時の痛み

など。

こうした閉経前後のホルモン変化に伴って起こる外陰部・膣・尿路のさまざまな症状を総称して、

「GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)」

と呼びます。

■ 「乾燥」は、お顔や身体だけではありません

女性ホルモンの減少に伴い、外陰部や膣周辺の組織は薄くなり、うるおいや弾力も低下していきます。

すると、今までは気にならなかった下着との摩擦やちょっとした刺激でも、

「なんとなくヒリヒリする」
「かゆい」
「乾燥している気がする」

と感じやすくなることがあります。

お顔が乾燥したら化粧水や美容液を使う。
身体が乾燥したらボディクリームを塗る。

それと同じように、デリケートゾーンにも年齢や肌状態に合わせたお手入れを取り入れていくことが大切です。

■ においやおりものが変わった気がする

女性ホルモンの減少は、膣内の環境にも影響します。

膣内の乳酸菌(デーデルライン桿菌)が減少し、膣内のpHが上昇することで、それまでとは異なる細菌が増えやすい環境になることがあります。

そのため、以前とはにおいが違う、おりものの状態が変わった、と感じる方もいます。

ただし、強いにおいやおりものの変化が続く場合は、感染症など別の原因が隠れていることもあります。

「年齢のせいだから」と決めつけず、気になる変化が続くときには婦人科へ相談してください。

■ トイレが近くなった、性交時に痛みを感じることも

女性ホルモンの影響を受けるのは、膣だけではありません。

尿道や膀胱などにも変化が起こるため、更年期以降は頻尿や急な尿意、排尿時の違和感などを感じることがあります。

また、膣口や膣内の乾燥、うるおいや伸縮性の低下によって、性交時に痛みを感じることもあります。

こうした悩みは人と比べることが難しく、

「私だけ?」
「こんなことを相談していいのかな」

と、そのままにしてしまいがちです。

でも、更年期前後から起こりうる身体の変化のひとつです。

まずは自分の身体にどんな変化が起きているのかを知っておくこと。

それだけでも、必要なケアや受診を自分で選びやすくなります。

■ 今日からできるフェムケア

特別なことをたくさん始める必要はありません。

毎日の習慣を少し見直すところから始めてみてください。

・洗浄力の強いボディソープなどは避け、デリケートゾーン用の洗浄料でやさしく洗う

・入浴後など清潔な状態で、外陰部を保湿する

・締め付けの強い下着を避ける

・通気性の良い下着を選ぶ

・骨盤底筋を意識する

・睡眠や適度な運動など、生活習慣を整える

大切なのは、毎日完璧にすることではなく、自分の身体の変化に気づけること。

「今日は少し乾燥しているかも」
「最近、摩擦が気になるな」

そんな小さな違和感に気づいたときが、お手入れを見直すタイミングです。

■ 秋からは「洗う+守る」ケアへ

気温や湿度が下がり始める秋は、お顔や身体と同じようにセンシュアルゾーンも乾燥を意識したい季節です。

毎日の洗浄には、もっちりとした泡でやさしく洗う
「nulu pure foam」

乾燥や摩擦が気になる日には、
「nulu cleanse oil」を取り入れてみてください。

cleanse oilは、お風呂場で濡れた肌になじませてやさしくマッサージし、軽く流す使い方と、お風呂上がりの保湿オイルとして使う方法があります。

毎日同じケアでなくても大丈夫。

セラムの日。
オイルの日。
今日は洗うだけの日。

その日の自分の状態に合わせて、必要なものを選んでみてください。

フェムケアは、何か悩みが起きてから始めるものではありません。

5年後、10年後も自分の身体の変化に戸惑わないために。

お顔や身体のお手入れと同じように、
「私の内側」にも目を向ける習慣を、少しずつ。

※痛み、出血、強いかゆみ、においやおりものの変化、排尿時の違和感などが続く場合には、セルフケアだけで判断せず、婦人科や泌尿器科などの医療機関へご相談ください。